プレシジョンDDS(PDDS)

プレシジョンDDS

プレシジョンDDS(PDDS)

プレシジョン・メディシン(精密医療)

プレシジョン・メディシン(Precision Medicine、精密医療)とは、「それぞれの患者に合った最適な治療を行う医療」のことで、あらゆる病気の患者が対象とされる。現在、プレシジョン・メディシンが最も進んでいるのは、がん治療の分野。「次世代シークエンサー」を用いて、それぞれのがん患者のがん細胞を遺伝子異常を調べて、その遺伝子異常に適した治療法や薬の選択が行わている。

日本におけるがんプレシジョン・メディシン

・既存治療薬の選択(コンパニオン診断)

・広く治療に係る医学的判断に資する次世代シークエンサーを用いた「遺伝子パネル検査」

・全エクソーム解析や全ゲノム解析等の探索的な医療

・検査結果と、当該患者における治療反応性等に係る情報の集約及び分析により、推定される有効性・安全性を評価の上、未承認薬・適応外薬検討会議において優先的に開発すべき対象を選定 

・がん種別ではなくゲノムに基づく患者選択を行う共通プロトコールで薬剤の有効性及び安全性を評価する治験等を推進

・希少がんなど製薬企業にとって適応拡大等の開発意欲が不十分な医薬品に対するインセンティブ付与

・リキッドバイオプシーの開発

・がんゲノム医療・研究のマスターデータベースである「がんゲノム情報レポジトリー(仮称)」(「レポジトリー」という)を構築し、管理・運営する機関として「がんゲノム情報
管理センター(仮称)」(「情報センター」という)を新たに設置

・スーパーコンピュータ等の情報解析基盤の構築

・個人のゲノムを人工知能を用いて解析し、治療選択肢を短時間で検索・提示する等の実診療での活用や、全ゲノム解析から得られる多数の変異情報、臨床情報等を人工知能を用いて包括的に解析

がんゲノム医療推進コンソーシアム懇談会報告書~国民参加型がんゲノム医療の構築に向けて~ 平成 29 年 6 月 27 日

プレシジョンDDS(精密DDS、PDDS)

現在のところ確立した定義はないが、プレシジョン・メディシンと同様な手法に加えて様々なオミクス(ゲノーム、トランスクリプトーム、プロテオーム、インタラクトーム、メタボローム)解析、リキッドバイオプシー、様々な(人工知能支援)画像診断、各種シミュレーション、人工知能(機械学習、ディープラーニング)解析を組み合わせて行うことで、患者ひとりひとりにあった最適なDDS(精密放出制御、精密ターゲティング、精密吸収改善、精密生体内バリア突破、精密投与ルート設定、精密精密精密薬物相互作用制御、精密薬物-医療機器(ナノロボット、マイクロロボット、ミリロボット含む)コンビネーションなど)を選択し、治療に供すること。

参考文献

(1) Wujin Sun et al., LEVERAGING PHYSIOLOGY FOR PRECISION DRUG DELIVERY, Physiol Rev 97: 189 –225 (2017).

(2) R.Lopez-Salazar et al., Design and Simulation of a High Precision Drug Delivery System, Procedia Technology 3, 334-341 (2012).

参考 関連するWebサイト(すべて2020年11月参照)

[1] Researchers develop new method for precision drug delivery. https://www.europeanpharmaceuticalreview.com/news/84444/precision-drug-delivery/

[2] Precision Medicine and Site-Specific Drug Delivery. https://www.acanceresearch.com/cancer-research/precision-medicine-and-sitespecific-drug-delivery.php?aid=7173

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