リピッドマイクロスフェア

ターゲティングDDS

【リピッドマイクロスフェア】高カロリー輸液に用いられる脂肪乳剤。精製ダイズ油を高度精製卵黄レシチンで乳化した脂肪微粒子。

【リポ化製剤】脂溶性薬物をリピッドマイクロスフェアに溶解させ、これをドラッグキャリアとして薬物の安定化や炎症部位へのターゲティングを狙った製剤

日本で薬事承認されているリピッドマイクロスフェア製剤

リポ化製剤薬物適用症用法・用量
リメタゾン®デキサメタゾンパルミチン酸エステル関節リウマチ通常成人 1 回 1 管(デキサメタゾン
として 2.5mg)を 2 週に 1 回静脈内

注射する。
リプル®/パルクス®    アルプロスタジル
(プロスタグランジンE1
○慢性動脈閉塞症(バージャー病,
閉塞性動脈硬化症)における四肢
潰瘍ならびに安静時疼痛の改善
○下記疾患における皮膚潰瘍の改善
 進行性全身性硬化症
 全身性エリテマトーデス
○糖尿病における皮膚潰瘍の改善
○振動病における末梢血行障害に伴う
自覚症状の改善ならびに末梢循環・
神経・運動機能障害の回復
○動脈管依存性先天性心疾患における動脈管の開存

【慢性動脈閉塞症(バージャー病,閉塞性動脈硬化症),進行性全身性硬化症,全身性エリテマトーデス,
糖尿病,振動病の場合】
通常,成人1日1回1〜2mL
(アルプロスタジルとして5〜10μg)
をそのまま又は輸液に混和して緩徐
に静注,又は点滴静注する.なお,
症状により適宜増減する.


【動脈管依存性先天性心疾患の場合】
輸液に混和し,開始時アルプロス

タジル5 ng/kg/minとして持続静注し,
その後は症状に応じて適宜増減して
有効最小量とする.

【用法用量に関連する使用上の注意】
本剤を輸液以外の他の薬剤と混和
使用しないこと.ただし血漿増量剤
(デキストラン,ゼラチン製剤等)

との混和は避けること.
なお,持続投与を行う場合には,
ライン内での凝集を防ぐため,
必ず単独ラインで投与すること.
ロピオン®/リップフェン®    フルルビプロフェンアキセチル下記疾患並びに状態における鎮痛
術後、各種癌
通常、成人にはフルルビプロフェン 
アキセチルとして1回50 mgをできる

だけゆっくり静脈内注射する。
その後、必要に応じて反復投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

ただし、本剤の使用は経口投与が不可能
な場合又は効果が不十分な場合とする。
【用法用量に関連する使用上の注意】
患者の状態に注意し、できるだけ
ゆっくり(1分間以上の時間をかけて)
投与すること。
ディプリバン®プロポフォール全身麻酔の導入及び維持
集中治療における人工呼吸中の鎮静
〇全身麻酔の導入及び維持
○ディプリフューザーTCI機能を用いない

投与方法
導入
通常、成人には本剤を0.05mL/kg/10秒

(プロポフォールとして0.5mg/kg/10秒)
の速度で、患者の全身状態を観察
しながら、就眠が得られるまで静脈
内に投与する。なお、ASAIII及びIV
の患者には、より緩徐に投与する。
通常、成人には本剤0.20〜0.25mL/kg

(プロポフォールとして
2.0〜2.5mg/kg)で就眠が得られる。
高齢者においては、より少量で就眠
が得られる場合がある。
就眠後は必要に応じて適宜追加投与する。
維持
通常、酸素もしくは酸素・亜酸化

窒素混合ガスと併用し、本剤を静脈内
に投与する。適切な麻酔深度が得られ
るよう患者の全身状態を観察しながら、
投与速度を調節する。
通常、成人には、本剤0.4〜1.0mL/kg/時
(プロポフォールとして4〜10mg/kg/時)
の投与速度で適切な麻酔深度が得られる。
また、鎮痛剤(麻薬性鎮痛剤、局所麻酔

剤等)を併用すること。
なお、局所麻酔剤併用時には通常より

低用量で適切な麻酔深度が得られる。

○ディプリフューザーTCI機能を用いる
投与方法
導入
通常、成人にはプロポフォールの

目標血中濃度3.0μg/mLで
静脈内に投与を開始し、投与開始
3分後に就眠が得られない
場合には1分毎に1.0〜2.0μg/mLずつ目標
血中濃度を上げる。通常、目標血中
濃度
3.0〜6.0μg/mL、投与開始後1〜3
分で就眠が得られる。
高齢者、ASAIII及びIVの患者には、

より低い目標血中濃度で投与を開始
すること。
維持
通常、酸素もしくは酸素・亜酸化窒素

混合ガスと併用し、本剤を静脈内に
投与する。適切な麻酔深度が得られる
よう患者の全身状態を観察しながら、
目標血中濃度を調節する。通常、
成人には、目標血中濃度2.0〜5.0μg/mL
で適切な麻酔深度が得られる。
また、鎮痛剤(麻薬性鎮痛剤、局所

麻酔剤等)を併用すること。

〇集中治療における人工呼吸中の鎮静成人(高齢者を含む)には本剤を

0.03 mL/kg/時(プロポフォール
として0.3mg/kg/時)の投与速度で、
持続注入にて静脈内に投与を開始し、
適切な鎮静深度が得られるよう
患者の全身状態を観察しながら、
投与速度を調節する。
通常、成人には本剤0.03〜0.30

mL/kg/時(プロポフォールとして0.3〜3.0 mg/kg/時)
の投与速度で適切な鎮静深度が
得られる。
なお、疾患の種類、症状の程度を

考慮し、必要とする鎮静深度に応じて
投与速度を増減すること。
また、必要に応じて鎮痛剤を併用
すること。

リポソームとリピッドマイクロスフェアの比較

リポソームリピッドマイクロスフェア
成分リン脂質、コレステロールなどダイズ油、レシチン
二重膜単層膜
内封薬物脂溶性薬物及び水溶性薬物脂溶性薬物
表面修飾PEG、糖鎖、抗体、ペプチド、リガンドなど
粒子径調整可能(20 nm~数十 μm)0.2 μm

【参考資料】

  • リメタゾン®添付文書
  • リプル®添付文書
  • ロピオン®添付文書
  • ディプリバン®添付文書

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