2021-01

吸収促進DDS

膜透過バリアと酵素的バリアを克服した経口ペプチド製剤:経口セマグルチド錠

インスリンなどのタンパク質性薬物やオクトレオチドなどのペプチド性薬物は、消化管に存在する2つのバリアの存在により経口投与後の消化管吸収性(バイオアベイラビリティ)は極めて低いことが知ららている。そのため、タンパク質性薬物やペプチド性薬物は、一般に注射剤として投与されている。
吸収促進DDS

吸収改善技術

吸収改善とは、疎水性薬物の溶解性や親水性薬物や高分子量薬物の膜透過性を高め、分解・代謝を抑制することにより薬物の体循環への移行性を高めることである。ドラッグデリバリーシステム(DDS)分野では、一般に、溶解性改善に伴う吸収向上(広義のDDS)よりも、生体膜透過促進(狭義のDDS)を指すことが多く、血液脳関門(BBB)や消化管以外の粘膜の透過性改善も含む。
放出制御DDS

経口DDS製剤としてのソフトカプセルの進化

ソフトカプセル剤は、1833年にフランスのMothes によって発明された長い歴史をもつ剤形で、可塑剤(グリセリンなど)を添加した皮膜基剤(ゼラチン、カラギーナン、寒天等)で、有効成分を含む油性内容液を被包した剤形で、医薬品、医薬部外品、化粧品、健康食品、一般食品など幅広い用途で使用され、医薬品としては、内服固形剤、直腸坐剤、軟膏などに用いられている。最近、様々な機能を有する新しいソフトカプセルが開発され、実用化が進んでいる。
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