吸収促進DDS

腸管に存在する特殊な細胞:パイエル板M細胞

腸管のリンパ組織の代表格であるパイエル板 (Peyer's Patches, PP)は、濾胞被蓋上皮(Follicle Associated Epithelium, FAE) に覆われ、そこには特殊な上皮細胞であるマイクロフォールド細胞(M細胞)が散在している
吸収促進DDS

膜透過バリアと酵素的バリアを克服した経口ペプチド製剤:経口セマグルチド錠

インスリンなどのタンパク質性薬物やオクトレオチドなどのペプチド性薬物は、消化管に存在する2つのバリアの存在により経口投与後の消化管吸収性(バイオアベイラビリティ)は極めて低いことが知ららている。そのため、タンパク質性薬物やペプチド性薬物は、一般に注射剤として投与されている。
吸収促進DDS

吸収改善技術

吸収改善とは、疎水性薬物の溶解性や親水性薬物や高分子量薬物の膜透過性を高め、分解・代謝を抑制することにより薬物の体循環への移行性を高めることである。ドラッグデリバリーシステム(DDS)分野では、一般に、溶解性改善に伴う吸収向上(広義のDDS)よりも、生体膜透過促進(狭義のDDS)を指すことが多く、血液脳関門(BBB)や消化管以外の粘膜の透過性改善も含む。
放出制御DDS

経口DDS製剤としてのソフトカプセルの進化

ソフトカプセル剤は、1833年にフランスのMothes によって発明された長い歴史をもつ剤形で、可塑剤(グリセリンなど)を添加した皮膜基剤(ゼラチン、カラギーナン、寒天等)で、有効成分を含む油性内容液を被包した剤形で、医薬品、医薬部外品、化粧品、健康食品、一般食品など幅広い用途で使用され、医薬品としては、内服固形剤、直腸坐剤、軟膏などに用いられている。最近、様々な機能を有する新しいソフトカプセルが開発され、実用化が進んでいる。
デジタルDDS

デジタルメディスンとデジタルDDS

デジタルメディスン、デジタルDDS、カプセル内視鏡、マイクロロボット、ナノロボットがプレシジョンDDSを加速する。
人工知能

人工知能とプレシジョンDDS(PDDS)

新薬の開発に要する時間は9~16年、新薬として販売に至る化合物は全体の約25,000分の1(製薬協調べ)である。そのため、創薬や創剤の効率をさらに高めることが必要である。その方策の一つとして人工知能の利活用が始まっている。
放出制御DDS

潰瘍性大腸炎に対する経口放出制御製剤

経口放出制御製剤の中で今回は炎症性腸疾患(主に、潰瘍性大腸炎とクローン病)に対するドラッグデリバリー(DDS)製剤について取り上げる。
放出制御DDS

経口放出制御製剤:時限放出型製剤

経口放出制御製剤は、徐放性製剤と時限放出型製剤の2つに大別され、徐放性製剤以外はすべて時限放出製剤に分類される。消化管部位依存性放出制御製剤(胃内滞留製剤、腸溶性製剤、大腸ターゲティング製剤など)も時限放出制御型製剤に含まれるという考えである。
放出制御DDS

経口放出制御製剤:マルチプルユニット型製剤

経口放出制御製剤には、シングルユニット型とマルチユニット型の2種に大別できるが、シングルユニット型はすべて錠剤であるが、マルチプルユニット型製剤は、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、シロップ剤、ドライシロップ剤など様々な製剤が開発されている。
放出制御DDS

経口放出制御製剤:シングルユニット型製剤

経口放出制御製剤には、シングルユニット型とマルチユニット型の2種に大別できるが、シングルユニット型はすべて錠剤であり、次の6タイプが知られている。
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